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片頭痛・偏頭痛は「首」から治す——頸椎と三叉神経の関係を整体師が徹底解説

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片頭痛・偏頭痛は「首」から治す——頸椎と三叉神経の関係を整体師が徹底解説

片頭痛・偏頭痛は「首」から治す——頸椎と三叉神経の関係を整体師が徹底解説

2026/05/18

片頭痛・偏頭痛は「首」から治す—

—頸椎と三叉神経の関係を整体師が徹底解説

カラダドクター整体院 上尾院

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肩こりや腰痛といった代表的な症状だけでなく、坐骨神経痛やストレートネックといった様々な不調をお抱えの上尾の方に対応しています。整体とカイロプラクティックを組み合わせ、症状にアプローチいたします。

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カラダドクター整体院 加須院

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「毎月数回、ズキズキと脈打つような頭痛が来る」
「頭痛薬を飲めば楽になるが、また繰り返す。根本的に治したい」
「光・音・においに過敏になり、吐き気が出るほどの頭痛がある」
「頭痛が来る前に首や肩が固まる感じがする——なぜか分からない」

片頭痛(偏頭痛)は、日本人の約840万人が悩んでいると言われる非常にポピュラーな疾患です。その多くが「体質だから仕方ない」「頭痛薬で乗り越えるしかない」と思い込んでいます。

しかし整体師として多くの片頭痛患者さんの体を診てきた立場から言うと、片頭痛には「頸椎のアライメント不良と三叉神経頸髄複合体(TCC)の過敏化」という、整体師がアプローチできる重要なメカニズムが存在します。

片頭痛は「頭の病気」と思われがちですが、最新の神経科学の知見では、頸椎からの神経刺激が片頭痛の発症・悪化に深く関与していることが明らかになっています。頸椎のアライメントを整え、頸部の筋膜・筋肉の過緊張を解放することで、片頭痛の発作頻度・強度が軽減されるケースが多くあります。

「頭痛薬を飲み続けたくない」「頭痛に振り回される生活を変えたい」——そう思っているすべての方に、このコラムを読んでいただきたいと思います。片頭痛と首・骨格の深い関係を、整体師の視点から徹底解説します。

【整体師が見た「片頭痛持ちの体」の共通パターン】 

「片頭痛持ちです」という患者さんの体を評価すると、頭痛がない時期でも、共通した体の状態が確認されます。

・頸椎(特に第1〜第3頸椎)のアライメント不良が著明
・後頭下筋群(頭蓋骨と頸椎の境目の筋肉群)が著しく過緊張・硬化している
・頸部の血流・リンパの流れが制限されている(頸動脈・椎骨動脈周囲の緊張)
・側頭筋(こめかみの筋肉)・咬筋(頬の筋肉)が過緊張している(食いしばりの習慣)
・胸椎の後弯(猫背)が強く、頭が体より前方に出ている(フォワードヘッド)
・片側(頭痛が多い側)の肩・首の緊張が反対側より著明に強い

問診でさらに詳しく聞くと、こんなパターンが見えてきます。

・「頭痛が来る前に首や肩が固まる感じがする(前兆として首こりがある)」
・「特定の姿勢(長時間のPC作業・下を向く動作)をすると頭痛が誘発される」
・「ストレスや睡眠不足のあとに頭痛が来やすい」
・「首を特定の方向に動かすと、頭痛と似た感覚が出る」
・「頭痛薬を月に10回以上使っている(薬物乱用頭痛のリスク)」

特に重要なのは「頭痛が来る前に首が固まる感じがする」という前兆です。多くの片頭痛患者さんがこれを「たまたま」と思っていますが、実は頸椎からの神経刺激が片頭痛の引き金になっているメカニズムを示す重要なサインです。

【片頭痛が「頸椎・三叉神経」から起こる4つのメカニズム】

片頭痛はなぜ頸椎・三叉神経と関係しているのか。神経科学の最新知見と整体師の臨床知識を組み合わせて解説します。

▼ メカニズム① 三叉神経頸髄複合体(TCC)の過敏化——「頭痛の増幅装置」が作られる
片頭痛の発症に最も重要なメカニズムのひとつが、「三叉神経頸髄複合体(TCC:Trigeminocervical Complex)」の過敏化です。

三叉神経は顔面・頭部の感覚を司る脳神経であり、片頭痛の痛みは三叉神経の過活動によって引き起こされます。この三叉神経の核(中枢)は、頸髄(頸椎の中を通る脊髄)の上部(第1〜第3頸椎レベル)に位置しており、ここで頸部からの神経信号と融合しています。これがTCCです。

頸椎のアライメント不良・後頭下筋群の過緊張・頸部の筋膜の癒着があると、頸椎からTCCへの刺激信号が増大します。TCCが慢性的に刺激されると、その閾値が下がり(過敏化し)、本来なら頭痛を引き起こさない些細な刺激(光・音・においの変化・気圧の変化・ストレス)でも片頭痛が誘発されやすくなります。

「最近頭痛のトリガーが増えてきた」「以前は気にならなかったことで頭痛が来るようになった」という変化は、TCCの過敏化が進んでいるサインです。

▼ メカニズム② 椎骨動脈・後頭動脈への圧迫——「脳への血流の乱れ」
頸椎の横突孔(横の突起にある穴)の中を走る椎骨動脈は、後頭部・小脳・脳幹への血流を担う重要な動脈です。第1〜第2頸椎のアライメントが乱れると、この椎骨動脈への圧迫・牽引が起こります。

椎骨動脈の血流が乱れると、脳幹・後頭部への血流が不安定になり、片頭痛の前兆(閃輝暗点・視野の乱れ・めまい)や頭痛の発症に関与する可能性があります。

また後頭神経(後頭下から後頭部を走る神経)が圧迫されると、後頭部〜頭頂にかけてのズキズキした痛み(後頭神経痛)が起こります。後頭神経痛は片頭痛と症状が重なる部分があり、頸椎の調整によって改善されるケースが多く見られます。

▼ メカニズム③ 硬膜への張力——「頭蓋内の膜」が頸椎の歪みに引っ張られる
脳と脊髄を包む「硬膜(こうまく)」は、頭蓋骨内から頸椎・脊椎を通り仙骨まで続く一枚の連続した膜です。頸椎のアライメントが崩れると、この硬膜に張力(引っ張り力)がかかります。

硬膜には豊富な痛覚受容器(痛みを感じるセンサー)があり、硬膜への張力・圧力の変化が頭痛として感知されることがあります。「頭の中が締め付けられる感じ」「頭全体が重い圧迫感」という頭痛は、この硬膜への張力変化が関与していることがあります。

頸椎・仙骨を整えることで硬膜への張力が正常化され、この種の頭痛が改善されるケースが多く見られます。頭蓋骨仙骨療法(クラニオセイクラル)がこのメカニズムにアプローチする手技として知られていますが、当院のアクティベーター法も頸椎・仙骨のアライメントを整えることで同様の効果にアプローチします。

▼ メカニズム④ 後頭下筋群の過緊張——「頭蓋底の守門者」が閉じる
後頭下筋群(大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋の4対の筋肉)は、頭蓋骨と第1・第2頸椎の間に位置する小さな筋肉群です。しかしこの小さな筋肉群が、片頭痛においては非常に重要な役割を担っています。

後頭下筋群は「筋紡錘(筋肉内のセンサー)」を全身で最も高密度に持つ筋肉群です。この豊富な感覚センサーが、眼球運動・バランス・頭位の情報を脳幹に絶えず送っています。後頭下筋群が過緊張すると、脳幹(三叉神経の核がある場所)への刺激信号が増大し、TCCを過敏化させます。

「長時間のPC作業・スマホ使用の後に頭痛が来る」のは、目を動かし続ける視覚作業が後頭下筋群を疲弊させ、TCCへの過剰な刺激を生み出すためです。後頭下筋群のリリースが片頭痛予防に効果的とされる理由はここにあります。

【「片頭痛が慢性化していく」プロセスを時間軸で見る】

片頭痛は適切な対処なしに放置すると、段階的に慢性化・悪化します。

■ 初期(月1〜2回の発作):「感受性上昇フェーズ」
頸椎のアライメント不良・後頭下筋群の過緊張がTCCを刺激し始めます。明確な誘発因子(気圧の変化・強い光・ストレス)によって月1〜2回の片頭痛が起きます。この段階では頸椎を整えることで発作頻度の大幅な減少が期待できます。しかし「頭痛薬で乗り切れるから大丈夫」と放置されるケースが多いです。

■ 進行期(月4〜8回の発作):「TCC過敏化フェーズ」
TCCの感受性が上昇し、トリガーの閾値が下がってきます。「最近、些細なことで頭痛が来るようになった」「以前は大丈夫だったことが引き金になる」という変化が起きます。頭痛薬の使用頻度が増加し、薬物乱用頭痛(頭痛薬の過剰使用による頭痛の慢性化)のリスクが高まります。

■ 慢性期(月15日以上の頭痛:慢性片頭痛):「中枢性感作フェーズ」
TCCの過敏化が脳全体の痛覚処理システムに波及し、「中枢性感作(central sensitization)」が起きます。この状態では、本来痛みを感じないような刺激でも強い頭痛として感知されるようになります。慢性片頭痛では薬物療法だけでは改善が難しく、頸椎・神経系へのアプローチを含む包括的なケアが必要です。

■ 薬物乱用頭痛への移行:「悪循環フェーズ」
月10日以上、市販の鎮痛薬・トリプタン製剤を使用すると、薬物乱用頭痛(MOH)に移行するリスクがあります。薬物乱用頭痛になると、薬を飲んでも頭痛が治らず、やめると離脱性頭痛が起きる悪循環に入ります。「頭痛薬の使用が月10回以上になってきた」という方は、この移行を防ぐためにも根本的なアプローチが急務です。

【食事・生活習慣——片頭痛を誘発する落とし穴と、予防する習慣】 

■ 片頭痛を誘発・悪化させる意外な落とし穴
・チラミンを多く含む食品(チーズ・赤ワイン・チョコレート・加工肉・発酵食品):チラミンは血管を拡張させ、片頭痛を誘発しやすくします。「チョコレートを食べると頭痛が来る」という経験がある方は、チラミン感受性が高い可能性があります。
・グルタミン酸ナトリウム(MSG・うま味調味料):一部の方で片頭痛の誘発因子になります。即席麺・加工食品に多く含まれます。
・カフェインの急激な摂取と中断:カフェインには血管収縮作用があり、片頭痛の急性期の症状緩和に使われることがあります。しかしカフェインを毎日摂取している方が突然やめると、血管が拡張して離脱性頭痛が起きます。「週末になると頭痛が来る(カフェイン離脱)」という方に多いパターンです。
・脱水:水分不足は血液の粘度を上げ、脳への血流を変化させます。特に夏・運動後・アルコール摂取後の水分補給不足が片頭痛のトリガーになります。
・睡眠の乱れ:睡眠不足も寝すぎも片頭痛の誘発因子です。「休日に長く寝ると頭痛が来る(休日頭痛)」という方は、週末の睡眠時間が平日より2時間以上長くなっていないか確認してください。

■ 片頭痛を予防する食事・習慣
・マグネシウム(ナッツ・海藻・緑葉野菜・バナナ):マグネシウム不足は片頭痛と関連しています。複数の研究で、マグネシウムの補給が片頭痛の発作頻度を減少させることが示されています。
・ビタミンB2(リボフラビン)(鮭・卵・乳製品・ほうれん草):細胞のエネルギー代謝を改善し、片頭痛の予防効果が研究されています。
・コエンザイムQ10(青魚・豚肉・ほうれん草):ミトコンドリアのエネルギー産生を助け、片頭痛の予防に効果があるとする研究があります。
・規則的な睡眠・食事のリズム:体内時計の乱れが片頭痛の誘発因子になります。起床・就寝・食事の時間を一定に保つことが、発作頻度の安定化に効果的です。
・有酸素運動(週3〜4回、30分程度):定期的な有酸素運動は、セロトニンの分泌を促進し、片頭痛の発作頻度を減少させる効果があるとされています。ただし発作中の運動は禁忌です。


【片頭痛が示す「体からのシグナル」——8つのサイン】 

✅ 頭痛が来る前に首・肩が固まる感じがある(頭痛の前兆として首こりがある)
→ TCCを過敏化させている頸椎・後頭下筋群の問題が、片頭痛の引き金になっているサインです。

✅ 決まった場所(特に片側のこめかみ・眼の奥)が脈打つように痛む
→ 三叉神経血管系の過活動による典型的な片頭痛のサインです。

✅ 光・音・においで頭痛が悪化する・吐き気がある
→ TCCを通じた三叉神経の過活動が感覚過敏を引き起こしているサインです。

✅ 首を特定の方向に回すと、頭痛と似た痛みや不快感が出る
→ 頸椎のアライメント不良がTCCに直接影響しているサインです。

✅ 後頭部・首の付け根を押すと頭痛が誘発される・軽減される
→ 後頭下筋群の過緊張が片頭痛の維持因子になっているサインです。

✅ 頭痛薬の使用が月10回以上になっている
→ 薬物乱用頭痛への移行リスクがあります。根本的なアプローチが急務です。

✅ 気圧の変化・天気が悪くなる前に頭痛が来る
→ 内耳・TCCの過敏化によって気圧変化に対する感受性が高まっているサインです(気象病との重複)。

✅ ストレスが高い時期・月経前後に頭痛の頻度が上がる
→ ホルモン変動・自律神経の乱れがTCCの閾値を下げているサインです。

【片頭痛×頸椎のセルフチェック——15項目】

頭痛パターン・頸椎の状態・生活習慣の3カテゴリで確認します。

【頭痛パターンの確認】
□ 頭痛が月2回以上ある
□ 頭痛は片側(または毎回同じ側)が多い
□ 脈打つような・ズキズキするような痛みがある
□ 頭痛中に光・音・においが辛くなる
□ 頭痛と一緒に吐き気・嘔吐がある、または吐き気があることが多い

【頸椎・後頭下筋群の状態】
□ 頭痛が来る前に首・肩が固まる感じがある
□ 後頭部(首の付け根)を押すと頭痛と似た感覚が出る
□ 首を特定の方向に動かすと頭痛が誘発される
□ 猫背・巻き肩・スマホ首の傾向がある
□ 慢性的な肩こり・首こりと片頭痛が連動している

【生活習慣のパターン】
□ 頭痛薬(市販薬含む)の使用が月10回以上になっている
□ 睡眠時間・食事時間が不規則になりがち
□ デスクワーク・スマホ使用時間が1日6時間以上
□ チーズ・赤ワイン・チョコレートを食べると頭痛が誘発された経験がある
□ 気圧の変化・月経・ストレスで頭痛が増悪する

【判定】
0〜4個:片頭痛リスクは低いです。頸椎の予防的なケアを続けましょう。
5〜9個:頸椎×片頭痛の関連が起きている可能性があります。今すぐセルフケアを始めましょう。
10〜15個:TCCの過敏化・頸椎問題が片頭痛に強く関与している可能性があります。専門家への相談をおすすめします。

【今日からできるセルフケア5選——「首を整えて片頭痛を予防する」】

※以下のセルフケアは「片頭痛の予防・発作間期のケア」を目的としています。片頭痛の発作中は安静を優先し、強い刺激を与えるケアは避けてください。

▼ ① 「後頭下筋群デコンプレッション」——TCCへの過剰刺激を解放する
片頭痛予防の最も効果的なセルフケアのひとつです。後頭下筋群の緊張を解放することで、TCCへの慢性的な刺激を軽減します。

やり方:仰向けに寝て、両手の指先を重ねて後頭部のくぼみ(頭蓋骨と首の境目のくぼみ)に当てる。手の重みだけを使って後頭部を軽く持ち上げ、60〜90秒キープ。そのまま頭をゆっくり左右に5度ずつ小さく揺らす。「頭を支えてもらっている感覚」「首の根元がふわっと解放される感覚」を意識する。発作のない日に毎晩行うことで、TCCの過敏化を段階的に解消できます。

▼ ② 「頸椎側屈+後頭部牽引ストレッチ」——第1〜第3頸椎周囲の緊張を解放する
片頭痛に関与する第1〜第3頸椎レベルの筋膜・神経根周囲の緊張を解放します。

やり方:椅子に座り、右手を椅子の端に軽く置いて右肩を固定する。左手を頭の右側に当て、頭をゆっくり左側に傾ける(右の首〜後頭部に伸びを感じる)。そのまま頭を少し前傾させる(右の後頭部〜首の付け根に伸びを感じる)。20〜30秒キープ×左右各2〜3回。発作間期に1日2〜3回行う。「頭痛が来そうな感じがする日」の朝に行うことで、発作の軽減・予防に役立てている方もいます。

▼ ③ 「目の疲れリリース(眼周囲マッサージ+遠方凝視)」——後頭下筋群の疲弊の上流をケアする
後頭下筋群の過緊張の主要な誘発因子である「眼精疲労」を解消します。

やり方A(眼周囲マッサージ):両手の中指で眉頭の内側(鼻の付け根のすぐ横)を圧迫。ゆっくり眉に沿って外側に滑らせ、こめかみで止める。5〜8回繰り返す。
やり方B(遠方凝視):20分のPC作業後に20秒間、6m以上遠くの1点を見つめる(20-20-20ルール)。毛様体筋の緊張を解放し、後頭下筋群への過剰な信号を減らします。

▼ ④ 「側頭筋・咬筋セルフリリース」——食いしばり×片頭痛の連鎖を断つ
食いしばり・歯ぎしりがある方は、側頭筋・咬筋の過緊張がTCCを刺激し続けています。これを自分でリリースします。

やり方:両手の指先(人差し指〜薬指の3本)をこめかみに当て、円を描くようにゆっくり圧迫・解放を繰り返す(20回)。次に、耳の前(顎関節の少し前)に同様にアプローチする(20回)。「じんわりとした解放感」が出てくれば緊張が緩んでいるサインです。就寝前に行うことで、夜間の食いしばりによる翌朝の頭痛を予防できます。

▼ ⑤ 「片頭痛日記(トリガー記録)」——自分のパターンを知って発作を減らす
片頭痛の最大の予防は「自分のトリガーを知り、避けること」です。日記をつけることで、あなた固有のトリガーパターンが見えてきます。

記録すること:①頭痛が起きた日時・強さ・持続時間、②前日〜当日の食事(特にチーズ・チョコレート・アルコール)、③睡眠時間・質、④ストレスレベル、⑤気圧・天気、⑥月経周期(女性)、⑦首・肩の張り感の有無。2〜3ヶ月続けると、「気圧が下がる前日から首が固まると頭痛が来る」「チョコを食べた翌日に頭痛が来る」という自分固有のパターンが見えてきます。このデータを整体師・神経内科医に共有することで、より精度の高いアプローチが可能になります。

【整体でのアプローチ——頸椎・後頭下筋群・三叉神経系への3段階施術】

片頭痛に対して、当院では以下の3段階のアプローチで施術を行っています。

■ Step1:第1〜第3頸椎・後頭骨のアライメント精密調整(アクティベーター法)
片頭痛に最も関与する第1〜第3頸椎(TCCレベル)と後頭骨のアライメントを、アクティベーター法で精密に評価・調整します。バキバキしない穏やかな調整法であるため、頭痛が残っている状態や、頭痛に敏感な方でも安全に施術を受けていただけます。

第1・第2頸椎(アトラス・アクシス)の調整は、椎骨動脈への圧迫軽減・後頭下筋群への緊張解放・TCCへの刺激信号の正常化に直接つながります。「施術後に頭が軽くなった」「霧が晴れたようにすっきりした」という体験をされる方が多いのは、この頸椎調整によってTCCへの慢性的な刺激が解除されるためです。

■ Step2:後頭下筋群・側頭筋・胸鎖乳突筋の筋膜リリース
TCCへの過剰刺激の主因である後頭下筋群の筋膜を、丁寧かつ精密にリリースします。同時に、片頭痛と深く関わる側頭筋(こめかみの筋肉)・胸鎖乳突筋(首の前側の筋肉)・後頭筋(後頭部の筋肉)の筋膜リリースを行います。

後頭下筋群のリリース中に「後頭部がじんわり温かくなる」「頭の重さが取れる感じがする」という体験をされる方がいます。これは後頭部の血流・リンパ流が改善されているサインです。

■ Step3:頭痛日記の分析に基づくトリガー管理と生活アドバイス
施術と同時に、患者さんの頭痛日記・生活習慣の情報を分析し、「その方固有のトリガー管理」と「日常的な頸椎への負荷を減らす姿勢・動作の改善」についてアドバイスします。

片頭痛は「施術だけで完全に消える」ものではなく、「発作頻度・強度を減らしながら生活の質を上げていく」ことを目標とします。整体と生活管理の組み合わせが、片頭痛との長期的な付き合い方を変えていきます。

【よくある質問 Q&A】 

Q1. 神経内科で「片頭痛」と診断されています。整体と薬の治療を併用できますか?

A. 完全に併用できます。神経内科での薬物療法(トリプタン製剤・予防薬)と整体は、アプローチする側面が異なるため相互補完的です。薬は発作中の三叉神経血管系の過活動を化学的に抑制し、整体は頸椎のアライメント・TCCへの慢性刺激という構造的な問題を整えます。「薬を飲みながら整体で根本にアプローチする」ことで、「発作時は薬で対処しながら、発作の頻度と強度を整体で減らしていく」という効果的な組み合わせが実現します。神経内科に通院中の方は、その旨をお知らせください。


Q2. 片頭痛と緊張型頭痛の違いは何ですか?整体はどちらに効果がありますか?

A. 片頭痛は「三叉神経血管系の過活動」が主因で、脈打つような強い痛み・光音過敏・吐き気を伴うことが多いです。緊張型頭痛は「頭部・頸部の筋肉の過緊張」が主因で、頭全体を締め付けるような鈍い痛みで、日常動作で悪化しないことが多いです。整体は両方に有効ですが、特に「頸椎のアライメント改善・後頭下筋群のリリース」は緊張型頭痛に対して即効性が高く、片頭痛に対しては発作の予防・頻度の軽減に効果を発揮します。「自分がどちらのタイプか分からない」という方も、問診・評価の中で整理しますのでご相談ください。


Q3. 子どもが片頭痛持ちです。子どもにも整体は有効ですか?

A. 小児の片頭痛(10〜15歳に最も多く、男女ほぼ同率)にも、頸椎のアライメント調整・後頭下筋群のリリースは有効なケースがあります。特にスマートフォン・タブレットの長時間使用が普及した現代では、子どもの頸椎への負荷が増大しており、頸椎由来の頭痛を持つ子どもが増えています。アクティベーター法は刺激が非常に穏やかで、子どもにも安全に使用できる手技です。ただし子どもの頭痛は他の疾患(脳腫瘍・髄膜炎など)が隠れている場合もあるため、必ず小児科・神経内科での受診を先に行った上でご来院ください。

まとめ

片頭痛は「体質だから仕方ない」ではありません。

三叉神経頸髄複合体(TCC)の過敏化・頸椎のアライメント不良・後頭下筋群の過緊張——これらは整えられる体の構造的な問題です。そして構造を整えることで、長年悩んできた片頭痛の発作頻度・強度は必ず変わります。

「頭痛薬を飲み続けたくない」「頭痛のたびに仕事・家事・育児が止まってしまう生活を変えたい」——そう思っている方にこそ、首からのアプローチを知ってほしいのです。

当院では、第1〜第3頸椎のアライメント調整・後頭下筋群の筋膜リリース・トリガー管理アドバイスを組み合わせた、片頭痛の根本的な改善に取り組む施術をご提供しています。「毎月繰り返す片頭痛に疲れた」という方、ぜひ一度ご来院ください。

首が変われば、頭が変わります。

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